両義性を保つ

生きづらさを感じる私、ふくが少しでも生きづらさを解消する考え方、分析などを発信していきます。

ブランディングは必要?

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考える材料として面白いな〜と思ったものがあったので、自分の考えを書いてみます。

それは、ブランディングの話です。


ブランディングは必要?

端的にいうと、

売ること自体、しかも『単発的』に売る、ということに関してならいらないと思います。

ただ、長期的に『売り続ける』ことになってくると、ブランディングをしておいたほうが楽です。


体感として、2〜3年とかなら、
『単発で売る』ことで回るかもしれません。

でも、5年6年〜、10年20年〜と、
もっともっと、
『継続』していくなら、
『単発で回していく』ことは
とてもとても大変です。

これは後述します。

 

たとえば、ペンを買いにいく、で考えてみよう

たとえば、あなたがいま使っているペンを
使い切ってしまったとします。

「あれ、やっべ。
新しいペンを買いに行かなきゃ。」
(ネットでポチ買いでもいいです。)


お店に着きました。

まずは何種類かあるペンを、
使い勝手のよさとか、値段とか、
総合的にみて、

「よし!
じゃあ、これ買おう!」

といって書いますよね。


このとき、よほどペンに
こだわりを持つ人でなければ

そのペンが、
・どこで製造されてて、
・どのブランド(メーカー)か、

なんて気にせず書いますよね。


つまり、必要なものを買うとき、

値段と質をみて、納得すれば、
特にたいしてブランドなど気にせずとも
人はモノを買う、

ということです。


だから、この場合は確かに
ブランディングはなくてもモノは売れる、
ということになります。

 

長期的に売り続けるということを考えると…?

ただ。

ずーっとそのような
モノの売り方をしていると、
常に新顧客を相手に
売り続けるようなものなんですよね。

黙ってても戻ってきてくれる人も
なかにはいるかもしれません。

しかし、そもそもどこのブランドかさえも
知らずに買ったお客です。

ということは、
他で良さそうな質と値段で
売られているモノがあれば、
平気でそちらで買ってしまう、
ということです。


そこで便利になってくるのが、
ブランディングです。

感覚的には、

ブランディングをやっていると、
長期的に便利だ

という感覚でいるといいと思います。

 

ブランドの世界観にコミットしてもらえれば、そのあとお客が戻ってきてくれやすくなる

単発で売れる、
ということに関しては、
別にブランディング関係なしに
売れるは売れます。

問題はそのあとです。

ブランディングをしておくと
どういうことが起こるか?


ペンだとすこし説明がしずらいので、
今度は例を変えます。


たとえば、
・ネットで稼ぐ、
・ネットでモノや情報を売る、
ということで考えます。

たとえば、
なんでもいいんですけど、

「サイトの作り方を教えます!
このとおりに作業すれば、
あなたも3日以内に自分のサイトが
持てますよ。」

みたいな情報を売りたいとします。
(たとえばですw)


これ自体は、
たとえばお客がキーワードで検索かけて、
あなたのサイトやブログに辿りつき、
あなたの説明文を読んで、
価格や内容を理解して納得ができれば、

・あなたが何者か知らなくても、

・あなたのサイトやブログの
ブランドや世界観がどんなものか
知らなくても、

モノ(情報)は買ってくれると思います。

ここには確かに
ブランディングは必要ありません。

でも、ということは、
別にあなたから買わなくてもいい
ということになります。


まぁ、仮に、
こんな風に買ってくれる人が何人(何百人)かいて、
『単発で売れる』
ということが起こったとしても、
それをずーっと続けていくのは至難の技です。

いうなれば、
新規のお客をずーっと、ずーーーっと
集め続けなければならないということです。

別に、そういう単発を
クルクル回し続けることは
可能かもしれません。

ただ、それは大変です。

何年も何年もやり続けるとなると
かなりの忍耐力になります。


そこでもっと楽に、スムーズに、
お客が買うことを
継続してくれやすくなるのが、
ブランディングの効果なのです。


たとえば、先ほどと同じように、

『サイトの作り方を教えます!〜』
の情報を、
お客がたまたま検索で
あなたのサイトに辿りつき、
興味を持ったとします。

そしてお客が
あなたの説明文や、
サイト全体の雰囲気、世界観に対して、

「この人の説明の仕方わかりやすいな〜。
文章のかんじとか、
なんとなく好きだな〜。
サイトの見たかんじの世界観も
なんとなしにすきだな〜。」

と、"ぼんやりと"思ったとします。

この"ぼんやりと"というのが、
結構重要です。


で、そこでモノを購入したお客がそのまま
"なんとなく"ほかの商品なんかも
気になりだして、
あなたのサイトのページをいくつかみて、
ほかの商品を眺めたりします。

このとき、お客は、
特にほかの商品を買う気はありません。


でも、この

"なんとなく"ほかの商品なんかも
眺めたりしている

という状態が、すでに
あなたの世界観、ブランドに
コミットしかけている、
ということになります。


で、この日は、
ページを閉じられたとします。

でも、もしこのとき、
あなたのサイトがすこしでも気になれば
ブックマークに入れたりしてくれるはずです。


お客が、あなたのサイトで
まったく世界観にコミットすることなく
ページを離れたなら、
そのあとそのお客が
あなたのページを訪れることは皆無です。

ブックマークなど特にしないでしょう。

だってどこで買ったかなんて
重要ではないわけですから。


仮にたまたま、あなたのサイトを再び
訪れることがあるとしたら、
それはかなり奇跡的なことです。

だって、現代において
情報なんてかなりあるんですから。

 

なにかしらお客の心理にとっかかりを作る、
『なんとなく好きだなぁ』
と感じてもらうのがブランディングです。


そして、
『なんとなく好きだなぁ』
と感じてもらったあと、

『このサイト、なんてサイト名だ?』
→サイト名を覚える

誰がやっている?
→なまえ、人物を覚える

なんとなく目に入っていたロゴ
→無意識に覚える。

"覚える"というか、
その世界観にコミットする
という感じです。
(無意識に。)


たとえば、どんな人のサイトでも
なんとなく雰囲気があったり、
独特の世界観があったりしますよね。

いいサイトやブログはだいたい、
独特の世界観があると思います。

世界観とは雰囲気や、
カラーといったかんじです。

その世界観にコミットすると、
(コミットするとは、
集中する、というかんじです。)
人はそのサイトを覚えます。

そして、ブックマークします。


そうすると、そのサイトに
コミットしているので、
再度、サイトを訪問してくれます。

コミットしているので、
またいい商品があれば
気になりだして、買ってくれます。


こういう"循環"が起こります。


この"循環"を起こすことこそが、
ブランディングの重要な役割です。


ブランディングとは、
お客に、
あなたの世界観にコミットしてもらうこと
です。

 

結論

単発で売る分には、
特にブランディングは必要ありません。


ですが、長期的に売り続けたいとなったら、

ブランディングをして、

・お客に、あなたの世界観に
コミットしてもらって、

・お客が再びあなたのところにもどり、
買い物をしてくれる

という循環をつくったほうが、
長期的に売るということは、
回っていきます。


なので、ブランディングというのは

お客があなたのところにもどってきてくれ、
再び買い物をしてくれる

という状況をつくるのに、必要なことです。


たまたま『売る』ということでみたので、
買ってもらう、という話になってますが、

ブログでも、

あなたのところにもどってきてくれ、
再び記事を読んでくれる

ということを起こすのに必要、
ということですね。


ただ、初心者のうちは
このへんは変に考えすぎず、
『イイものをつくる!』
ということに集中したほうが
いいかもしれません。

全体の世界観やブランドは、
やってくうちに後付けでできたりもします。

というか、やってくうちに
できていったりします。

なので、ブランディングのことは
常に頭のすみで意識し続けることは必要ですが、
ほかのアウトプットも平行してやっていったほうがいいと思います。


以上です。
ここまで読んでくれた方、
いらっしゃいましたら、
ありがとうございました。

 

End